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バーチャルオフィス比較【2026年版】oVice・Gather・MetaLifeと軽量なHiroba、料金と選び方

バーチャルオフィスの主要5サービス(oVice・MetaLife・Gather・WorkAdventure・Hiroba)を、2026年8月時点の各社公式料金ページをもとに比較しました。料金の「安い・高い」だけでなく、課金単位(スペース/同時接続/ユーザー)と、チームの規模によって向き不向きが分かれます。この記事はHirobaの開発チームが書いていますが、比較表と選び方は、どれを選ぶ場合でも使えるように整理しています。

主要5サービス比較表

料金は2026年8月19日時点で各社の公式料金ページに掲載されていたものです。表は横にスクロールできます。日本円は税込表記(Hirobaのみ税別)です。米ドル建てのGatherは1ドル150円で円換算した目安で、実際の請求はドル建てのため為替で変動します。契約前には必ず各社の最新ページをご確認ください。

サービス 運営 料金の目安 課金単位 無料枠 ビデオ/画面共有 動作形態 セルフホスト
oVice oVice株式会社 Entry-S ¥8,778/月(同時50人)、Business Starter ¥43,560/月(20名込、追加¥2,178/人) スペース(Entry)/ユーザー(Business) Free(同時5人)、14日トライアル・カード不要 あり ブラウザ+デスクトップアプリ なし
MetaLife 株式会社ベンド(学研HD) ビジネス ¥22,000/月(同時50人)、エンタープライズ ¥44,000/月(同時300人) 同時接続数 スタンダード無料(同時25人、ビデオ・画面共有は1人1日40分) あり ブラウザ なし
Gather Gather(米) 約2,250円/人/月(年払 約1,800円) 登録メンバー数 無料プランは2025年9月に廃止。30日トライアル(50人まで)・カード不要 あり ブラウザ+デスクトップアプリ なし
WorkAdventure WorkAdventure(仏) 有料プランは要問い合わせ ユーザー Free(同時10人) あり ブラウザ あり(AGPL-3.0+Commons Clause)
Hiroba Ludo Technologies(日) ¥300/人/月(税別) 登録メンバー数 30日トライアル(自動開始・カード不要) あり(P2P。画面共有・カメラ) デスクトップアプリ(Mac/Windows/Linux) あり(Apache-2.0)

このほかに、FAMoffice(富士ソフト。初期¥100,000+月額¥30,000〜の大組織向け)、Remotty(ソニックガーデン。料金非公開)、VoicePing(音声翻訳が主軸)、SpatialChat・Kumospace(海外製、日本語サポートなし)などもありますが、上の5つと比べて用途が限られるため表からは外しました。Sococoは日本の代理店販売が2025年3月31日で終了、NeWork(NTT)は2026年3月31日でサービス終了しています。この2年で消えたサービスの経緯は別記事にまとめています。

比較するときに見るべき5つのポイント

1. 課金単位。スペース課金か、同時接続か、ユーザー数か

同じ「月額2万円」でも、意味が違います。スペース課金(oVice Entry)は部屋に対する定額で、人数が増えても料金が変わらない代わりに、同時に入れる人数に上限があります。同時接続課金(MetaLife)は「同時に何人までログインできるか」で、登録人数はそれ以上でも構いません。ユーザー課金(Gather、Hiroba、oVice Business)は登録メンバー1人あたりの月額で、人数に比例して増えます。

目安として、10人前後のチームならスペース課金か同時接続課金の最小プランが安く、逆に100人を超えると1人あたり数百円台のユーザー課金のほうが安くなることが多いです。「常時つないでいるのは全員か、一部か」でも変わるので、自分たちの使い方で月額を一度計算してみてください。

2. チームの規模に合っているか

大きな組織向けのサービスは、SSO・IP制限・請求書払い・導入支援といった管理機能が充実している一方、初期費用や高めの最低月額があり、5〜20人のチームには過剰です。逆にベンチャーや小さいチームなら、初期費用ゼロでユーザー数ぶんだけ払える身軽なサービスが向きます。この規模ならHiroba(¥300/人/月、10人で月3,000円)が最有力で、管理機能が必要になったら乗り換えるくらいの気軽さで始められます。

3. 一日中つけっぱなしにしても重くないか

バーチャルオフィスは会議ツールと違い、8時間開いたままにするものです。ブラウザのタブで動くタイプは手軽な反面、常時ビデオ処理を伴うとCPUとメモリを食い続け、古めのPCでは他の作業まで遅くなります。重いツールは結局「閉じられて誰もいないオフィス」になりやすいので、トライアル期間中に、普段の作業をしながら丸一日つけっぱなしで様子を見ることをおすすめします。重くなる原因と対処法はoViceが重いときの対処法の記事にまとめました。

4. 運営会社がやめたとき、どうなるか

2025〜2026年にNeWorkが終了し、いくつかの国内サービスが告知なくアクセス不能になりました。バーチャルオフィスは大手ツールと市場が重なりやすく、撤退が起きるジャンルです。運営規模(上場企業・大手グループか、スタートアップか)と、セルフホストできるか、ソースコードが公開されているかは、長く使うほど効いてきます。

5. 試すハードル

無料枠の広さ、トライアル日数、カード登録の要否です。特に無料枠は2025年に動きがあり、Gatherは恒久無料プランを廃止して30日トライアルのみになりました。今もっとも無料枠が広いのはMetaLife(同時25人)です。

各サービスの特徴と向いているチーム

oVice(オヴィス)

国内で最も知名度の高いバーチャルオフィスのひとつで、公式には世界約4,000社の導入をうたっています。2Dの平面オフィスをアバターが移動し、近づくと声が聞こえる方式です。料金は99名までの「Entry」(スペース課金、Entry-Sが月額¥8,778で同時最大50人)と、中堅〜大企業向けの「Business」(ユーザーID課金、Starterが基本20名込みで月額¥43,560、追加1人¥2,178)の二本立てに再編されています。Freeプランは同時5人まで。14日間の無料トライアルはカード登録不要です。

向いているチーム: 会議もイベントもひとつの空間で完結させたい、日本語サポートを重視する10〜数百人規模の組織。
注意点: ブラウザ動作でビデオも扱うぶん、常時起動時の負荷は軽くありません。

MetaLife(メタライフ)

学研ホールディングス傘下の株式会社ベンドが運営し、2026年2月に累計ユーザー100万人突破を発表しています。ドット絵風のマップをアバターが歩き、近づくとビデオ通話が始まる方式です。最大の特徴は無料枠の広さで、スタンダード(無料)で同時25人まで、音声は無制限(ビデオ・画面共有は1人1日40分まで)。有料はビジネス¥22,000/月(同時50人)、エンタープライズ¥44,000/月(同時300人)で、同時接続数で決まるため登録人数に上限がありません。

向いているチーム: まず無料で全員に触らせてから判断したいチーム。登録人数は多いが同時にいるのは一部、という組織。
注意点: ブラウザ専用。無料枠のビデオ制限は日次で解除されます。

Gather(ギャザー)

2Dのドット絵オフィスをキャラクターが歩き回る、海外発の代表的サービス。日本語UIもあります。2025年9月15日に恒久無料プランを廃止し、以後は30日間の無料トライアル(最大50人、カード不要)のみになりました。料金は登録メンバーあたり月額約2,250円(年払なら約1,800円)で、以前の同時接続課金からメンバー課金に変わっています。

向いているチーム: 遊び心のある空間デザインとイベント利用を重視し、ドル建て決済に抵抗のないチーム。
注意点: 「無料で使える」という数年前の情報がまだ多く出回っていますが、現在は違います。20人なら年払でも月約36,000円、月払なら約45,000円です。

WorkAdventure(ワークアドベンチャー)

フランス発のオープンソース系バーチャルオフィス。ドット絵マップ上でアバターが近づくとビデオ通話が始まる方式で、SaaS版は同時10人まで無料、有料プランは問い合わせ制です。特徴はセルフホストできることで、ライセンスはAGPL-3.0にCommons Clauseを付けたもの(自社利用は可、SaaSとしての再販売は不可)。自前で立てる場合はアプリ本体に加えてLiveKitとcoturnの運用が必要です。

向いているチーム: 情シスやエンジニアが運用でき、データを自社サーバーに置きたい組織。
注意点: ビデオを含むため、セルフホストする場合のサーバー要件と運用負荷はそれなりにあります。日本語サポートはありません。

Hiroba(ひろば)

私たちLudo Technologiesが開発している国産の軽量バーチャルオフィスです。誰がいるかを見て、ひと声かけて、必要なら画面共有やカメラで見せ合う。日常の共同作業に必要な範囲に機能を絞り、Tauri製のデスクトップアプリ(Mac/Windows/Linux)で待機中のCPUがほぼ0%になるよう設計しています。音声・映像はP2Pで、通常は弊社サーバーを経由しません。ソースコードはApache-2.0で公開しており、セルフホストも可能です。ホスト版は登録メンバーあたり月額300円(税別・日本円建て)で初期費用はなく、30日間の無料トライアルはアカウント作成時に自動で始まり、カード登録は不要です。

向いているチーム: ベンチャーや5〜30人の小さいチーム。PCへの負荷とコストを抑えたいチーム。
注意点: 大人数イベントやSSO・IP制限といった大組織向けの管理機能はありません。ブラウザ版もありません。

目的別おすすめ

大人数のイベントや全社集会もやりたい

oVice。国内での実績と日本語サポートがあり、大人数イベントまで一通り揃います。無料で試すならMetaLife(同時25人)もあります。

大企業で、調達要件が厳しい

oVice Business。請求書払い、SSOやIP制限などの管理機能で選ぶ領域です。Hirobaにも請求書払い等を相談できるEnterpriseプランがあります。

まず無料で、なるべく大勢で試したい

MetaLife(同時25人)が最有力。少人数なら oVice Free(同時5人)もあります。Gatherは現在、無料はトライアル30日のみです。Hirobaは無料プランこそありませんが、カード登録なしの30日トライアルで全機能を試せます。

ベンチャー・小さいチームで、軽く安く始めたい

Hiroba(¥300/人/月)。初期費用ゼロで、10人なら月3,000円、20人でも月6,000円。機能を絞っているぶん常時起動しても軽く、「バーチャルオフィスは重いから閉じられてしまう」を経験したチームにも向きます。

自社サーバーで動かしたい

WorkAdventure(AGPL-3.0+Commons Clause、LiveKit等の運用が必要)か Hiroba(Apache-2.0、音声・映像ともP2Pでサーバー構成が軽い)。運用できる人員の規模と、ライセンス条件で選び分けてください。

迷ったらHirobaから試すのが合理的な理由

バーチャルオフィスの導入が失敗するパターンは決まっています。重いから閉じられ、閉じられるから誰もいなくなり、誰もいないから解約される。だからHirobaは「一日中つけっぱなしにできる」ことにすべてを賭けて設計しました。待機中のCPUはほぼ0%。ファンは回らず、他の作業を邪魔しません。それでいて、相手の席まで歩いて声をかける、画面を見せながら相談する、といったオフィスでやっていたことはひと通りできます。

コストの差も明確です。1人月額300円、10人のチームなら月3,000円。初期費用はなく、最低契約人数もありません。oVice Entry-Sの月額¥8,778、Gatherの1人約2,250円と比べてみてください。しかもソースコードはApache-2.0で公開しているので、万一弊社が事業をやめてもソフトウェアは残り、自社サーバーで動かし続けられます。この2年でNeWorkをはじめ複数のサービスが消えた市場で、これを保証できるのはHirobaとWorkAdventureだけです。

30日間の無料トライアルはアカウント作成と同時に自動で始まり、カード登録は不要です。合わなければ何も払わずやめられます。まず1チームで、丸一日つけっぱなしにして軽さを確かめてみてください。料金は料金ページに、セルフホストの手順はGitHubにあります。

よくある質問

結局いちばん安いのはどれですか?

人数によります。5人以下ならMetaLifeやoVice Freeの無料枠に収まります。10〜20人なら、ユーザー課金のHiroba(¥300/人、10人で月3,000円)が最安クラスで、スペース課金のoVice Entry-S(¥8,778/月で同時50人)も候補です。100人を超えたら、Hiroba(100人で月30,000円)と、同時接続課金のMetaLife(¥44,000/月で同時300人)を自社の同時接続率で比べてください。

ZoomやGoogle Meetがあれば十分では?

会議はそれで十分です。バーチャルオフィスが解決するのはその手前、「今誰が仕事中かわからない」「URLを発行して招集するほどでもない相談ができない」という部分です。会議ツールと置き換えるのではなく、併用する前提で考えてください。

無料プランのまま使い続けても大丈夫ですか?

使えますが、無料枠は予告のうえ変更されることがあります。Gatherは2025年9月に恒久無料プランを廃止しました。無料枠を前提に運用を組む場合は、有料に移行するときの月額を先に計算しておくと安心です。

導入前に確認しておくべきことは?

トライアル中に、普段の作業をしながら丸一日つけっぱなしにして重さを確かめること。課金単位を自分たちの人数と同時接続率で月額に換算すること。運営会社が撤退したときにデータやソフトウェアがどうなるか(セルフホストやエクスポートの有無)を見ておくこと。この3つです。

まずは1チームから、静かなオフィスを。

Hirobaは30日間無料、カード登録なしで試せます。